健康コラム
2026-02-07 54

日本人こそ身近な「気」の話②〜体内を流れる気〜

日本人こそ身近な「気」の話②〜体内を流れる気〜



東洋医学では「気血水」で心身の健康を支える3つの要素です。

気:全身をめぐり身体を温め、原動力となるエネルギー。精神活動も司る

気が不足すると倦怠感、無気力。気が滞るとイライラ、腹部の張り。

気が逆流するとのぼせ、不眠


血:血液・栄養・滋養。血管の中を通り、全身に酸素や栄養を運び潤いを与える

血が不足すると皮膚の乾燥、立ちくらみ、貧血。

滞ると血行不良、冷え、生理痛、慢性的な頭痛などが起こります


水:体液・潤い・免疫。

血液以外の体液(リンパ液、消化液、関節液など)であり体内を潤し不要な水分を排泄する。

水が不足すると乾燥、のぼせ。滞るとむくみ、痰、めまい、身体が重い


気を調整するには気血水のどれに働きかけても作用します。

最も簡単で身近な気の調整は「水を飲む」「腹式呼吸をする」「運動をする」です。

いずれも身体や精神の緊張を緩和することに役立ちます。


ただ、流れが悪くなり過ぎてるとこれだけでスッキリするかというと

そんなに単純でなく、きちんとしたケアが必要になります。

身体が休まっていない人は、しっかり休めたり睡眠を確保したり

日々ストレスを感じている人は、

自分が心から楽しめる事に没頭するようにします。


中医学の「腎」は先天の精と後天の精という2つのエネルギーがあるとされ

先天の精は命の源となる大事なエネルギーが貯蔵されている器官で

無駄遣いしないことが長生きのためには重要となります。

腎が衰えると骨や歯が弱くなる、耳が遠くなる、耳鳴り、精力減退、

白髪、薄毛、髪の毛が細くなる。

先天の精は増えることはなく、年齢とともに減っていきます。

例えば、睡眠時間を削って仕事をしたり、マラソンを長期間続けたりすると

このエネルギーが無くなるのを早めてしまいます。


後天の精は日常的に使われるエネルギーで身体を休めれば回復します。

気血水は西洋医学で言えば自律神経系とも関連があります。

次回は気と感情の関係性についてお話します。

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